まゆたまガジェット開発逆引き辞典

電子工作やプログラミングのHowtoを逆引き形式で掲載しています。作りたいモノを決めて学んでいくスタイル。プログラマではないので、コードの汚さはお許しを。参照していないものに関しては、コピペ改変まったく問いません

まどか☆マギカの面白さとは

まどか☆マギカの面白さは、記号と謎の回収の絶妙なバランスにあると個人的には思ってる。
魔女との戦闘パートのように様々な解釈が可能な「記号」を作中にバラまきまくってるにも関わらず、ストーリーの謎部分はある程度語られている。少なくとも視聴者が不満に思わない程度には。
ゲーム「エルシャダイ」のようにストーリーのいちばん肝心な部分が解明されないと不満が出るが、まどか☆マギカはそのあたりのコントロールが絶妙だったと言わざるを得ない。


というわけで、2話です。
ここでは魔女との戦闘パートに出て来る様々なキャラクターを分析することで、魔女の正体が何となく見えてきました。
扉を開けた先にいる魔女。扉をあけた先にキャラクターがいる、というのはそのキャラクターの深層意識に潜って行くという分かりやすい演出です。
螺旋階段やたくさんの扉もそのことを裏付けています。



・人には見えないキュウべえが見えるまどか
→→魔法少女になる資格がある事の暗示


魔法少女と魔女の違い
→少女(という記号)と大人の女性(という記号)の違い?いろいろな現実を「知ってしまった」女性、理想と現実などを表してる?うわあ、すごい対比
→→「願いから生まれる魔法少女と呪いから生まれる魔法少女、希望を振りまく魔法少女と絶望をまき散らす魔法少女」というセリフからあるように、魔女のシーンでは他者に怒りや悲しみなどの呪いをぶつけるしかない女性のイメージを絵にしたように見える。「魔女は不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみを世界にもたらしている、人を内側から蝕んで行く」というセリフからはそのような負の感情が溢れて止まらなくなった人が魔女になっているとも取れる


・魔女を倒すと見返りがある
→→過剰な怒りや憎しみを抱えた女性を少女が倒して得た見返りが魔法少女の汚れを払う


・中指に契約の指輪
→→薬指ではない理由は?


・まどかのノート
→→まどか、ノートに魔法少女のコスチュームのイラストを描く。それを笑うさやかとマミさん。まどかの純な少女のイメージがここでも


魔法少女に選ばれた理由
→「たいていのコは2つ返事で魔法少女になる契約を結ぶ」というキュウべえのセリフとまどか・さやかの立場の比較。2つ返事で命を落とすかもしれない契約に同意するということは、たまたま契約した少女が自分ではどうやっても現状を変えられないことを願う他力本願寺な人物だったのか、それともキュウべえの力を借りて契約しなければどうしようもない状況に立たされた人物にキュウべえがあえて接触してるのかどっちか
→→命をかけてでもかなえたい望みがある人もいるのに、なぜ自分たちが魔法少女に?とさやか。さやかの望みの元となる人物のカット。その望みが見つからないということは恵まれている。そこにほむら登場。ほむらは命をかけてでもかなえたい望みを持っているということの暗示。他者に願いを叶えてもらうにはそれ相応の見返りが必要


・魔女が手下にしようと狙う人物とは
→他者を巻き込んでしまうほどの絶望を持っている魔女
→→魔女は人間を手下にしようと交通事故や傷害事件・自殺の現場、病院によく現れる。弱っている人たちの生命力を吸う


・マミさん、自殺しようとした人をリボンで縛って助ける
→やはりここでもリボンが


・魔女の登場シーンで出て来た画像リスト
→いくつもの扉を開けて魔女に辿り着くシーンは魔女の深層意識に近づいていくイメージかな。分かりやすい。これで魔女は憤りや悲しみを抱えた人物で、魔法少女は魔女が作り出した「自分の世界」を通ってその深層意識にアクセスする存在と考えられる
→マミさんがスカートの中からマスケット銃を取り出すのは「性的(女性)な象徴から性的(男性)な象徴を取り出す」というものすごい隠喩だけど、取り出したのがマミさんという「少女」であるというところが何か個人的にひっかかる。さらに少女であるマミさんが女性である魔女に対して男性を象徴する武器で攻撃するというのはどんな意味があるんだろう。ここではまだ分からない
→→特徴:薔薇の頭をしてて背中にチョウチョの羽を持つ魔女、スカートの中から銃を出すマミさん、魔女のまわりにあるもの
→→特徴からの分析:男性からの愛情を望んでいる女性、性的(女性)な象徴から性的(男性)な象徴を取り出す、試練・悲しみや束縛・愛・未来の伴侶
ということ+1話の分析から、結婚を考えていた男性から何らかの形で裏切られてとても悲しく辛い思いをしている魔女だということが読める
→→バケツリレーで薔薇を運ぶひげキャラ、目・ヒゲがついてて薔薇の模様のついたチョウチョの羽を持つキャラ、それを撃つマミさん、ヒゲを生やしてるおじさんの肖像画がいくつか、チョウチョの標本、ヒゲの標本、エレベータで運ばれるヒゲキャラ、螺旋状の階段、いくつかの扉、目とヒゲがついてるお化けみたいなキャラが集まってひとつになる、ヒゲキャラが薔薇をヘディングしてる、カーテンで遮られた空間の奥に扉がある、ハサミとヒゲキャラがハイヒールをヘディングしてる、扉をたくさん開けていった先に魔女がいる、薔薇の頭をしてて背中にチョウチョの羽を持つ魔女が中心にいる。そのまわりには刺のついた薔薇・黒い薔薇のつぼみ・クローバーや王冠・非常口が描かれた壁がある、つぶらな目とヒゲをつけて背中にチョウチョの羽をつけたお化けみたいなキャラをマミさんが踏みつける、スカートの中から銃を出すマミさん、ハート形のソファ、帽子の中から銃を取り出すマミさん、縛り付けられるマミさん、リボンで縛られる魔女、リボンが巨大な銃に、蝶の群れがはばたく