まゆたまガジェット開発逆引き辞典

電子工作やプログラミングのHowtoを逆引き形式で掲載しています。作りたいモノを決めて学んでいくスタイル。プログラマではないので、コードの汚さはお許しを。参照していないものに関しては、コピペ改変まったく問いません

VRMファイルをVRChat用に変換、アイテムを持たせてアバターをアップロードする

VRoid等で作成したVRMファイルをVRChat用に変換しつつ、アイテムを持たせたり表情を調整したりするメモです。
★後から画像をアップロードします。ひとまずプロセスの箇条書きです

VRMファイルをVRChat用に変換する

こちらにプロセスが丁寧に写真付きで書かれています。下記はそのプロセスを箇条書きにしてみました。
qiita.com

変換に必要なパッケージを読み込む

1.Unityを立ち上げ、「Create project」でプロジェクトを作成
2.こちらからVRChat SDKをダウンロードし、「Assets」フォルダにドラッグ&ドロップする
docs.vrchat.com
3.「Import」というボタンが出てくるので、押して2.を読み込む
4.こちらから「VRM Converter for VRChat」をダウンロードし、「VRM Converter for VRChat+UniVRM」の方を「Assets」フォルダにドラッグ&ドロップする
pokemori.booth.pm
5.「Import」というボタンが出てくるので、押して4.を読み込む

アバターを変換する

1.VRMファイルを Assetsフォルダへドラッグ&ドロップして読み込む
2. Assetsフォルダの中にある「VRMファイル名.prefab」もしくはVRMファイル名がついた青い■をクリックし、上のメニューの「VRM」→「Duplicate and Convert for VRChat」を選択する
3.「VRM Converter for VRChat」というウィンドウが開いたら、「視線追従の有効化」のチェックを外して「複製して変換」を押す
4.そのまま「保存」を押す
5.「変換が完了しました。」というメッセージが表示されていたら変換が無事に完了
6.「Hierarchy」に「VRMファイル名(VRChat)」というオブジェクト(アバター)があるか・「Scene」ビューにアバターが表示されているかを確認する

アバターにアイテムを持たせる

アバターにアイテムを持たせる(1つ目)

アバターにアイテムを持たせ、VRChatの「emote」で出し入れします。下記の説明ではとりあえずアニメーションは不随していないものとします。
こちらを参照した上で、複数のアイテムを複数のemoteを使って出し入れします。
keiki002.com

1.こちらから「EmoteSwitch V3」をダウンロードし、「EmoteSwitchV3.unitypackage」を「Assets」フォルダにドラッグ&ドロップする
gend-vrchat.booth.pm
2.「Import」というボタンが出てくるので、押して1.を読み込む
3.「Assets」フォルダを右クリックし、「Create」→「Folder」を選択して新しくフォルダを作る。その際「FBXData」などに名前を変更する
4.3.と同じようにフォルダを作成し、「FBXMat」などに名前を変更する
5.3.と同じようにフォルダを作成し、「FBXTex」などに名前を変更する
6.「FBXData」にアイテムのFBXファイルを、「FBXMat」にアイテムのマテリアルファイルを、「FBXTex」にアイテムのテクスチャファイルをドラッグ&ドロップする
7.「FBXMat」にあるマテリアルファイルを選び、「Shader」→「Standard」となっているところを「VRM」→「MToon」に変更する
8.そのまま「Lit Texture+Alpha」と「Shade Texture」のところにテクスチャファイルをドラッグ&ドロップする
9.下のマテリアルのプレビュー画面にテスクチャが適用されていることを確認する
10.「FBXData」の中にあるFBXファイルをクリックする。右側に「Inspector」が出てくるので、「Materials」のタブをクリックする
11.「Materials」とテキストで表示されている右側に「Extract Materials...」というボタンが出てくるので、それを押して「FBXMat」を選択する
12.「Remapped Materials」のマテリアル名の隣が「None(Material」になっている場合は、該当するマテリアルファイルをドラッグ&ドロップする
13.「FBXData」にあるアイテムのFBXファイルをクリックし、「Inspector」のプレビューでテクスチャが反映されていることを確認する
14.「FBXData」にあるアイテムのFBXファイルを「Hierarchy」にドラッグ&ドロップする
15.「Hierarchy」にあるアイテムをクリックし、キーボードの「W」キーを押して移動できるようにする
16.緑・青・赤の矢印が出てくるので、矢印の先をドラッグしてアバターの右手または左手の位置に合わせる
17.必要であれば、「E」キーを押して角度を、「R」キーを押してサイズを変更する
18.「Hierarchy」にある「VRMファイル名(VRChat)」というオブジェクト(アバター)の▼をクリックしていき、▼Bip_R_Hand(もしくは▼Bip_L_Hand)を表示する
19.アイテムを右手に持たせる場合は▼Bip_R_Hand、左手に持たせる場合は▼Bip_L_Handに、「Hierarchy」にあるアイテムをドラッグ&ドロップする
20.メニューにある「EmoteSwitch」→「EmoteSwitch V3 Editor」を選択する
21.ウィンドウが出てくるので、「Avator」に「VRMファイル名(VRChat)」というオブジェクト(アバター)をドラッグ&ドロップする
22.「Prop」に19.でドラッグ&ドロップしたアイテムをドラッグ&ドロップする(アバターの▼Bip_R_Handまたは▼Bip_L_Handの中にある)
23.「Emote(Standing Anims)」→「On&Off Emote」の横のタブを「Emote 1 and 2」にする
24.「Set EmoteSwitch」を押す
25.右上の×印を押して一度ウィンドウを閉じる

アバターにアイテムを持たせる(2つ目)

下記のリンクは複数のアイテムを同時に出し入れする方法が記載してありますが、ひとつひとつのアイテムを出し入れしたい場合が下記になります。「アバターにアイテムを持たせる(1つ目)」をすべて行った上でこの項目を実行してください。
keiki002.com
なおさらに複数アイテムを持たせる場合は、5.の項目を「Emote 5 and 6」または「Emote 7 and 8」に変更するだけで、後のプロセスは同じです。

1.アバターにアイテムを持たせる(1つ目)の13.~19.までを2つ目のアイテムに対して行う
2.メニューにある「EmoteSwitch」→「EmoteSwitch V3 Editor」を選択する
3..ウィンドウが出てくるので、「Avator」に「VRMファイル名(VRChat)」というオブジェクト(アバター)をドラッグ&ドロップする
4.「Prop」に19.でドラッグ&ドロップしたアイテムをドラッグ&ドロップする(アバターの▼Bip_R_Handまたは▼Bip_L_Handの中にある)
5.「Emote(Standing Anims)」→「On&Off Emote」の横のタブを「Emote 3 and 4」にする
6.「Set EmoteSwitch」を押す
7.右上の×印を押してウィンドウを閉じる
8.上の「File」メニュー→「Save」を選び、シーンファイルを保存する

視点の中心を調整する

視点の中心を調整する

1.「Hierarchy」にある「VRMファイル名(VRChat)」というオブジェクト(アバター)をクリックし、右側に出てくる「Inspector」の「VRC_Avator Descripter(Script)」→「View Position」の数値を「X:0、Y:1.35、Z:0.085」くらいにする。灰色のボールが「Scene」ビューに見えているので、そのボールがアバターの眉間にくるように「View Position」の主にYの値を調整する。高身長の場合は1.47くらい

アイテムを持たせたアバターをアップロードする

1.上の「VRChat SDK 」メニュー→「Show Control Panel 」を選択する
2.「Authentication」タブでユーザ名とパスワードを入力して「Sign In」を押す
3.「Builder」タブをクリックし、「Build & Publish」ボタンを押す
4.少し待つと「Game」ビューにアバターのアップロード画面が出てくるので、「Avator Name」にアバター名を入力し、いちばん下のチェックボックスを押してチェックを入れる
5.「Upload」ボタンを押してアップロードする