まゆたまガジェット開発逆引き辞典

電子工作やプログラミングのHowtoを逆引き形式で掲載しています。作りたいモノを決めて学んでいくスタイル。プログラマではないので、コードの汚さはお許しを。参照していないものに関しては、コピペ改変まったく問いません

ORCAことはじめ(音出しまで)

ORCAサウンド系のライブコーディング環境に新たな刺客到来!なんだかレトロゲームを思わせるテンションがなかなか良いですね。


導入から音出しまでまとめてみました。
日本語チュートリアルではインストールのところが省かれていたので、個人的なメモとして。
大幅な仕様変更があったようで、YouTubeなどのチュートリアル動画の通りでは一部動かないものがあります。ご注意を!

ORCAのインストールの準備

1.下記からnode.jsをダウンロード&インストールする(私は推奨版の方にしました)。すでにnode.jsがインストール済みの方は飛ばしてOK
nodejs.org

2.下記から「Orca」をダウンロード&インストールする。寄付をお願い!と言われるので、しない場合は「No thanks, just take me to the downloads」をクリックしてダウンロード&インストールする
100r.co

3.下記からシンセ「Pilot」をダウンロード&インストールする。寄付をお願い!と言われるので、しない場合は「No thanks, just take me to the downloads」をクリックしてダウンロード&インストールする
wiki.xxiivv.com

4.「Orca」「Pilot」を起動する

音を鳴らしてみる

ORCAはステップシーケンサーのようなものなので、そのままでは音が出ません。MIDIを繋いでハード/ソフトシンセで音を出したり、OSCを使って他アプリと連携させて音を出します。
ここではソフトシンセの「Pilot」を使って音を出していきます。

1.画面中央の適当なところに「;54C」と入力する。連続入力ではなくて、矢印キーでカーソルを動かして1文字ずつ入力する
2.「;」の上に4、その左にDと入力する。シンセっぽい「ド」の音が鳴る
f:id:prince9:20190429220825p:plain
上記の「;54C48」は、
・「;」UDPという通信(気にしないでOK、とりあえずPilot使って音出す場合は入力する)
・「5」音色(0〜F)
・「4」音の高さ
・「C」ノート番号(ドレミ・・・)
・「4」音量
・「8」音の長さ

コマンドまとめ

ORCAでは主にAからZまでコマンドがあり、それぞれのアルファベットを入力することでコマンドを実行します。
そのコマンドを(分かってる範囲内で)まとめました。?はまだ私がコードを作る中で遭遇していないものです。
翻訳は本家のこちらを参考にしました。
github.com


・A 左右を足す
・B Bool変数
・C カウント
・D Bangを出力
・E Eを右に飛ばす
・F 左右が同じだとBangを送る(if)
・G 離れた位置に値を送る
・H 直下のアルファベットの活動をすべて停止
・I カウントアップ
・J 上の値を下に転送する
・K 変数を出力
・L ループ?
・M 余りの計算
・N 上にNを発射する
・O 演算子と出力を引き継ぐ?
・P 下の行に値を転送する
・Q Oと似てる?
・R ランダムな値を出力
・S 下にSを発射する
・T トラックを作る
・U S・N・E・Wを打ち返す
・V グローバル変数
・W 左にWを発射する
・X 離れた位置に値を送る
・Y 右にコピーした値を出力する
・Z Eと同じ?右にZを発射する
・# コメント。#Comment#という形で囲うように使用する
・* 強制的にBangを送る


ひとまずここから先は、よろしければ4/30(火)20:00スタートの下記の配信をご覧ください!
f:id:prince9:20190429221447p:plain
www.youtube.com

配信ではUnityのVFX Graphとの連携もご紹介します。
テキストでまとめるのは限界が・・・

また日本語チュートリアルを有志の方がまとめておられますので、こちらもご参考まで。
qiita.com
qiita.com


ORCA」お楽しみください!